「 クライマーズ・ハイ 」(2008年・日本) 監督:原田眞人 原作は横山秀夫が上毛新聞社の記者だった時代、日航機墜落事故取材での体験を基に、架空の新聞社を設定して書き上げたもの。つまり実話ではない。その映画化作品。 08年度の日本アカデミー賞では、作品賞をはじめとする10部門にノミネートされながら、そのほとんどを「おくりびと」にさらわれ無冠に終わった不遇の作品でもある。 監督は、組織内の対立群像劇を撮らせたら、今この人の右に出る人はいないだろう原田眞人。 主人公は、遊軍記者でありながら事件の全権デスクに任命された悠木和雄(堤真一)。 周囲には海千山千のブン屋たち。悠木を支える者もいれば、出し抜こうとする者、出る杭を打とうとする者もいる。まさに魑魅魍魎が跋扈する新聞社内の対立を、日航機墜落事故という未曾有の事件が炙り出していく。 原作未読の僕にはかなり満足度の高い、「突入せよ!『浅間山荘』事件」以来の“原田眞人節”だったが、原作既読のファンには物足りなさもあっただろう。その一番は「クライマーズ・ハイ」が意味するところの擦り込みが足りていないんじゃないかという点だ。
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May
28
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March 23rd, 2010 at 4:19 am
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