“ この作品が初めて披露されたのは、2007年カンヌ映画祭の「監督週間」という部門においてだった。公式上映でスタンディング・オベーションが湧き起こり、エモーショナルな反応を前にしたサンドリーヌ・ボネールの感無量の表情が、いまでも忘れられない。その後に行われた会見で彼女は、自分はこの作品を多くの人に見てもらうことを目的に作ったものの、まさか国際映画祭のこれほど重要な場で披露できるとは夢にも思っていなかったこと、またカンヌへの出品が決まったためにテレビ局が反応を示し、海外の配給会社からも注目を得ることができた、と語っていた。監督週間はメイン・セクションのようなコンペティション形式ではないため、華やかな賞はないものの、権威ある国際批評家連盟賞とアート&エッセイ特別賞を受賞したことは特筆に値する。 自閉症がテーマのドキュメンタリーは、決して宣伝しやすいものではない。ましてボネールにとって、実の妹のリアルな症状を克明に捕らえた作品とあらば、モラルを問われるリスクもあるかもしれないし、逆に彼女自身がセレブリティであるだけに売名行為と受け取られる可能性もなくはない。みずからカメラを操っていた撮影の
映画についてのご紹介記事です。
Jan
31
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